3Dプリンターを使い始めて、便利な反面、量産力や素材の面で射出成型にもアドバンテージがあることを薄々感じていました。
そんな時、ドリルスタンドを2台組み合わせて人力の射出成形機を作っている動画をみつけて、材料もアリエクスプレスやアマゾンで揃いそうだったので作ってみたので紹介します。(ドリルスタンド一台は使っていない物が家にあった)
Twitterなどでも様々なクラスタの個々人が、時折射出成型に触れ、金型をどうするのかという壁と、機械自体が高いという壁に阻まれている様子でした。
一つ目の壁は、自宅に光造形の3Dプリンターがありますのでなんとかなるはず(と最初は思っていた)
二つ目の壁は、人力のものを自作すれば3~4万円で収まるのでなんとかクリア(と最初は思っていた)
「自宅でちょっと射出成型できればいいんだけどなぁ」と感じている人は参考にしてみてください。(自己責任で)
購入した材料
●ドリルスタンド 約2600円×2台(aliexpress)
●pid温度コントローラ(REX-C100) 約1500円(aliexpress)
●110v 380W バンドヒーター 2000円(Amazon)
●Buster Beagle 3Dピストンとシリンダー 約15000円(上のバンドヒーターはここで同時に買えます)
その他は電源コードやケースですがホームセンター等で揃えました。
下はBuster Beagle 3DのYouTubeで紹介されている配線図。
それらを組み合わせた状態が下の写真になります。温度コントローラーやヒートシンクを納めたアルミケースは、自宅近くの無線パーツ屋さんで購入して加工しましたが、取り付ける場所によっては3Dプリンターなどで作ってもいいのかもしれません。
(熱による影響を受けない場所を考慮する必要があります)
次回、使い方や実際使ってみての感想、課題などを評価していきたいと思います。
One Reply to “人力射出成型機を自作した話【1】”